昨今、又々食品の異物混入問題が騒がれ
ている。対策として、必ずレントゲン等
の技術で異物発見できると言っている。
お客様へ不良品を流出しない応急対策と
してはよいが、検査体制強化が品質管理
だと、勘違いしている表現が多すぎる
ことに危惧を覚える。
例えば、製造段階で10万個、100万個の
異物混入している工程の品物をチェック
するだけでは決して改善とはならない。
異物がでないような工程に改善することが真の対策である。お客様に異物混入
製品が流出する確率が全く違ってくる。
品質は工程で作られるのであり、検査強化だけでは、工程は改善されず、その企業の品質レベル向上
でないことをすべての経営者は、品質管理の基本的考え方として認識すべきである。
検査で品質がよくなると思う勘違い!
検査とは、品物を何らかの方法で測定した結果を判定基準と比較し、個々の品物の良・不良、ロット
の合格・不合格を判定を下すことで、その目的・役割は不適合な品物を次工程やお客様に渡らない
ように品質を保証することです。よくみられる検査さえすれば、品質改善。品質向上できると勘違い
していることがみられます。検査は現状認識と不適合品流出防止のための手段にすぎず、品質改善・
向上のためには、その工程での品質要因の解析に基づく改善活動しかないのです。
企業の品質改善対象者が検査や品質監査ばかり言っている企業は決して品質は良くならないのです。
コメントをお書きください